お客様の気持ちになること
可児市の税理士、西村賀彦です。
コンビニ本部に勤務している時代に上司からよく言われたこと。
お客様の気持ちになること。お客様がこの商品を購入するときのシーンを思い浮かべること。
つまり、売り手目線ではなく、買い手の目線で考えるということです。先日のブログで顧客ニーズについて書きましたが、それと同じ考え方によるものです。
さて、先日、本屋に行き、こんなものを買ってきました。
私は税理士ですので相続に関するご相談をいただくことがありますが、関連して公正証書遺言についてもご質問を受けることがあります。
遺言については税法ではなく民法に書かれていますが、だからといって「専門外なので弁護士に聞いてください」と言う訳にはいきません。
ですから、普段から相続に関する周辺知識には注目しています。そこへ飛び込んできたのがこの「公正証書遺言作成キット」です。
どういう切り口で書かれているのか、どこまで対応できるのか。。。そんな気持ちで購入しました。
内容については、別の機会に書かせていただきますが、ここで言いたかったのは、
この「公正証書遺言作成キット」が相続の本が並んでいるコーナーにあったのではなく、文具を売っているコーナーの便せんや封筒が置かれている棚にあったことです。
相続に関心があり、遺言の必要性を感じている人にとっては、魅力的な商品と思いますが、購入するシーンを想像すると、やはり相続の本を探しているときだと思います。
誰かに手紙を書こうと思った人が、便せんを選んでいて、「そうだ、自分が亡くなったあとの子供たちへの手紙も書いておこう」と、思い立つ人がいるのでしょうか。
もちろん、そういった方がいないとは言い切れませんが、相続の本と一緒に置かれていたらもっと売れそうなのに・・・と、少しもったいないと思った出来事でした。
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