コンビニの発信力
岐阜県可児市の税理士西村賀彦です。コンビニなどのフランチャイズビジネスに強い税理士、資金調達コンサルタントとして活動しております。
仕事が終わって家に帰る時を思い浮かべてください。家に着くまでに、たくさんのコンビニがありますが、なぜか選ぶ店とそうでない店ってありませんか。
ひと昔まえは、コンビニは立地産業だと言われました。コンビニを利用する主な理由が、近いから、24時間営業だからだったからです。しかし、今はどうでしょうか。
一番近い店を使いますか?必ずしもそうでは無いはずです。
今や、コンビニは同じチェーンでもすぐ近くにあることって珍しくないですよね。(あるセブンイレブンに一番近い店もセブンイレブンみたいな状態です)
お昼休みに、会社を出て右に進んでも左に進んでも同じセブンイレブンがあるということも珍しくありません。でも、どっちに行くかって無意識に「選んで」ませんか?
私は、その理由は、コンビニがどんどん増えたことにより、消費者がその「違い」がわかるようになったからだと思っています。
コンビニが日本に登場して40年あまりが経ち、日本に5万店という規模になり、多い人だと一日に5回以上利用するという人もいるわけですから、利用者それぞれの中で、コンビニに対するイメージができあがり、その「違い」もわかるようになるのではと考えています。
その「違い」とはなんでしょうか。
コンビニは、少しずつ変わり続けています。毎週、何十もの新商品が出て商品が入れ替わりますし、新しいサービスもどんどん導入されています。
しかし、新商品がでたり新しいサービスが導入されているのはどの店も同じです。
違うのは、それをお客様に伝えているかどうかです。
となると、コンビニ経営において大切なのは、商品・サービスの価値を伝える発信力です。発信をコツコツ続けている店は、お客様から「違い」をわかっていただき、選んでもらえるのだと思います。
ところが、発信することはとても大変です。毎週、何十もの新商品、それを理解するだけでも大変なのに、その価値を発信するなんて、、、店全体で取り組まないとやっていけません。
しかし、選ばれる店とそうでない店の違いは、その「発信」をコツコツとやっているかいないかだと思います。
同じ商品でも、その価値を理解していただいて「選んで」いただけるのと、消去法で買っていただくのでは、違いますよね。
これは、コンビニだけでなく他のビジネスでも同様だと思います。
適切に商品・サービスの価値を伝えること、私も含め、大切にしていきたいと思っています。
え、コンビニに「違い」ってあるの?
と思われた方もいるかもしれません。
一歩店に入っただけでも、お店って全然違いますよ!!今度、意識的に比べてみてください。
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