真面目に一生懸命、そして誠心誠意
会計の専門家という立場から、経営者の意思決定をサポートする未来会計コンサルタントの西村です。
先週、私が税理士を目指し、初めて勤務した税理士法人で、
- 税理士とはなんたるか
- 人としての姿勢
- 会社のお金の使い方(金融機関との付き合い方)
- 働く意義
- 謙虚さとプライド
などなど、数え上げたらキリがないくらいのたくさんのことを学ばせていただいた恩師の先生を囲む会があり、参加をしてきました。
参加といいながら、2008年の会の発足以来、私が幹事をさせていただいているので、この時期に、当時の仲間に連絡をし、日程調整をするのが私のライフワークとなっています。
当時、同じ税理士法人に勤務していた仲間と会える楽しみはもちろん、恩師や仲間に
- 今も変わらず頑張っていること
- 初心を忘れず前進していること
- この一年も無事、お仕事ができている感謝
を、伝えるとても大切な行事です。伝えるといっても、十数人が介し、恩師の方針で子連れ大歓迎という会です。ゆっくりというよりは、限られた時間を共に過ごし、皆のゲンキや思いを体感するといった感じですね。不思議なもので、数年間、全力で、濃い時間を過ごした分かり合えた仲間は、顔をみてほんの少しの時間を共有するだけで「変わらず頑張っていること」を伝えることができるし、伝わってきます。
こうして、関心をもつ、そして、関心を持ってくれる仲間がいることが本当にありがたいです。
さて、そんな貴重な時間の合間に、恩師の先生と忘れられない会話をすることができました。
ある会社の社員がなかなか定着しないという話題から、やはり経営者が社員のことを見ていないということがその原因だという話を聴き、私が質問させていただきました。
私「私も経営者として、社員を見ているつもりではありますが、どのようなことを伝えなければいけないのか。どのように導いていくことが正解なのか。不安でなりません。」
恩師「うん!簡単ではないけれど、”真面目に一生懸命”そして”誠心誠意”を忘れないことだね」
どこか、ノウハウ的なお答えを期待した自分が恥ずかしくなるほどの、シンプルかつ本質的で、簡単にはできないこと!を教えていただきました。
- 自分がよいと信じることに真面目に取り組んでいるか
- 持てる力を総動員して一生懸命取り組んでいるか
- 相手のことを考えて誠心誠意取り組んでいるか
- 自分に対しても嘘をつかず誠心誠意取り組む
28歳で、初めて税理士法人の門をたたき、初めて受ける面接で、「モットーは誠実であることです」と伝えた時、面接官であった恩師は少し穏やかに笑ってくれたことを思い出しました。
その時の初心を忘れず、「真面目に一生懸命、そして誠心誠意を忘れず」生きていきます。
心をきれいに洗っていただき、また、1年間頑張れます。来年も楽しみです!
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