簿記3級講座のご案内
今回は、僕が講師をさせていただく、可児商工会議所主催の「簿記3級講習会」のご案内です。
簿記とは、文字通り、日々の取引を「帳簿に記入する」ことです。そのイメージから、すごく地道でつまらないことだというイメージをもたれている方が多いのではないでしょうか。
では、簿記=日々の取引を帳簿に記入することは、なぜ、やらなければいけないのでしょうか?
それは、次の3つの目的のためです。
- 自社がどれだけ儲かっているのか、儲かっていないのかを把握するため(自分で分析するため)
- 自社がどれだけ儲かっているのか、儲かっていないのかを他人に説明するため(銀行などが、お金を貸すか貸さないかの判断をするため)
- 税金をいくら支払うのかを計算するため(税務署に提出する税務申告書を作成するため)
つまり、簿記は、「自分のため」「銀行のため」「国(税務署)のため」に行っていることになります。その取引の記入の仕方が、人によってまちまちでは、「自分」も、「銀行」も、「国」も困ってしまうため、『一定のルール』が存在するのです。
例えば、今年500万円の社用車の購入を予定している場合、経営者として、500万円の現金を用意するだけでなく、この500万円の支出が、「自社にとって」「銀行からみて」「税金に対して」どのような影響があるかを考えることが必要になります。
つまり、
- 500万円の投資を回収するためには、どれくらいの売上を稼がなければいけないのか
- 500万円の投資により、今年はどれだけの利益のマイナス要因になるのか(銀行が自社を評価する指標である「利益」はいくら減少するのか)
- 500万円の投資により、今年の税金はいくら減少するのか
といったことを踏まえて、社用車を購入するという意思決定をしなければなりません。
なので、普段、経理実務をしている方はもちろん、経営の意思決定をする経営者の方も、体系的に簿記のルール・流れをつかんでおくことは、役に立つと考えています。
今回の「簿記3級講習会」では、この3つの視点を意識しながら、日々の取引から決算までの流れの大切な部分を体系的に学べるものにしたいと考えています。
- 意思決定に活かす数字について学びたい経営者の方
- 会社の経理担当者の方
- 青色申告をされている方で複式簿記に不安がある方
- 起業を考えているので会計の一連の流れを学びたいという方
- 就職に有利なので簿記の資格を取ろうとお考えの方
このような方は、是非、受講をご検討ください。
受講料は、全15回で、一般12,000円、可児商工会議所会員の方4,000円とかなりお値打ちだと思います(笑)
(某専門学校の簿記3級講座は2万円以上します)
日時:9月1日~10月22日の火・木曜日の午後7時~9時(9/22は除く)
場所:可児市総合会館3階会議室(可児市役所向かい)
お申込みは、可児商工会議所(0574-61-0011)まで、お願いします。
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