行動できないときの対処法
岐阜県可児市の税理士、未来会計コンサルタントの西村です。
昨日、お客様のところに訪問したところ、社長のデスクの後ろに
「言動一致」
と大きく書いてありました。
僕も好きな言葉なので、とても共感し、社長に、「共感しました」と伝えると、
「いつも、できないことが多いので、いつでも思い出せるように書いてみました」
とのこと。
謙虚でありながら、強い意志を感じ、成果を出す経営者であると確信し、見習いたいと思った瞬間でした。
ところで、やろうと「決めた」のにできなかったり、ついつい後回しになってしまうことって
ありますよね。
例えば、もっと販促を強化するために、SNSでもっと投稿していこうと思ったのに、
なんとなく、気乗りせずなんてこともあります。
常々、「思いついた時はあんなにやる気だったのになぜだろう」と思っていたのですが、
最近の日大のタックル問題を見ていて、あるキーワードを思い出しました。
これは、僕のあるメンターの方から教えてもらったことなのですが、
行動できないときは、何か「恐れ」があることが多いそうです。そこで、
1.その「恐れ」は何か?を考え、
2.もし、それが現実に起こってしまったらどうなるか?という最悪の事態を考えてみる
といいよ!と。
最悪の事態を考えても、実は、そんなにたいしたことないことに気づけて、そんなことなら
やってみようと思えるんだそうです。
先ほどの、SNSの例で言えば、
1.「恐れ」は何か?→顔出しすることの抵抗や、他の人に批判されないだろうか。
2.それが現実に起こってしまったらどうなるか?→批判する人はもともとお客さんにはなり得ない人だから嫌われてもたいしたことはない。
と、考えれば、行動もしやすいということだと思います。
さて、今、世間をにぎわしているタックル問題。
当初、タックルをしてしまった学生は、「監督」という恐れがあったのだが、問題が社会現象化して、
その恐れが違うものに変わり、恐れがなくなった状態で「自分が正しいと思ったことをする」という
ことができたのだと思います。
逆に、監督・コーチは、名誉、プライド、評判、世間体、自分がついた嘘など、どんどん「恐れ」が
増しており、何をしているかわからない状態になってしまっています。
当事者になると、自分が無意識に感じている「恐れ」にはなかなか気づけないものだと思います。
思うように「動けて」いないとき、
1.自分が感じている「恐れ」なんだろうか。
2.そして、それが現実化したらどんなことが起こるのか。
と考えてみると、視野が広がるかもしれません。
「言動一致」させるために、一番の方法は、言葉にして残し、それを周りにシェアすること。
すなわち、「経営計画書」をつくって、共有することだと思います。
「経営計画書」に関するご相談は、当事務所へ!
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