資金調達の方法
資金調達というと、銀行からお金を借りることだと思っている方が多いと思います。
しかし、資金調達とは、「ある目的のために、お金を準備すること」です。
例えば、半年後に新しい機械をいれたいので、お金がいるという場合。
もちろん、銀行に借入申請をするという方法もありますが、
・機械という設備投資をしたときに使える補助金を申請する
・毎月かかる経費を見直して、支出を抑えて機械代金を確保する
という方法もあります。
他にも、お金のやりくりとしては、
・借入金の返済スケジュールの見直し
・売上の入金と、経費の支払いサイクルの見直し
・過去からかけている保険を見直して解約返戻金を得る
などの方法もあります。
また、銀行からお金を借りるとなった場合でも、
・従来の銀行に借入申請をする方法
・設備資金として借りるか、運転資金として借りるか
・新しく別の銀行から借りる方法
・政府系金融機関を活用する方法
・保証協会を活用する方法
・商工会議所を活用する方法
と、様々な方法が考えられます。
そして、以下の点について決める必要があります。
- いつ、いくらの資金がいるのか
- 何に使うのか(資金使途)
- いつまで借りるのか(返済期間)
- どうやって返すのか(返済原資)
- 万一のときはどうするのか(リスクヘッジ)
これを決めるためには、現状の資金繰りがどうなっているのかがわからないと適正な選択ができません。
最低でも、今後数ヶ月から半年くらいの資金繰り表は必要だと思います。
1ヶ月後にお金がいるのと、半年後にお金がいるのとでは、打つ手が大きく異なります。
どんなに利益がでていても、お金のやりくりに行き詰まったら、事業はおしまいです。
資金調達は、現状分析をし、幅広い選択肢をもって、広い視野での検討が必要になるのです。
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