人を導くということ
私には3人の子供がおります。今は夏休みですので、明日までにやらなければいけない宿題というものはなく、8月末までにやらなければいけない宿題があるだけという状態です。そこで、親として思うことは、「どうやって計画的に宿題をやるように導くか?」ということです。
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子供を動かすためには?
さて、私の目の前に寝転んでテレビを見ている子供がいます。方法はいろいろあります。
・宿題〇〇日までに終わったらポケモンの映画に連れていってあげる(目先の利益で動かす)
・宿題〇〇日までに終わったらお小遣いあげる(お金で動かす)
・「宿題やれ!」と怒る(恐怖で動かす)
・「このままだと8月の終わりに大変なことなるぞ!」と脅す(恐怖で動かす)
・「将来何になりたいんだっけ?」という問いかけから未来を考えてもらう(ビジョンで動かす)
実は、この全てを試したことがありますが、どれも一時的な効果しかありませんでした(涙)。
つまり、私には「我が子を思い通りに動かす力」は備わっていないということなのでしょう・・・
子育てと経営は同じ?
しかし、この「人を動かす」という力は、経営には必要不可欠です。経営者であれば、社員さんを思い通りには動かせなくても、長期的にみて間違っていない方向へ導くということが必要なのだと思います。私は職業柄、たくさんの経営者を見てきましたが、社員さんを導く手段として、
・賞与などのお金で動かそうとする方
・目先の利益で動かそうとする方
・ルールなどを整備し恐怖で動かそうとする方
・将来の未来像を明示し、ビジョンで動かそうとする方
などを見てきました。私は、上段の子供を動かそうとした時、「本質的には同じだ」と思いました。
唯一変えることができるものとは?
私が尊敬するコンサルタントの福島正伸先生は、「相手を思うように変えることはできない。できるとすれば相手の見ているものを変えること(=自分が変わること)」とおっしゃいます。つまり、人を動かすには、お金も、目先の利益も、ある程度の恐怖も、ビジョンも要はバランスの問題であり、全て必要なのでしょう。私は、子供を思い通り動かそうとして、色々と試していました。しかし自分に置き換えて考えてみると、“自分を思い通り動かそうとしてくる人”の言う通りにはなりたくありません(笑) 大切なのは、「この人の言うことだったら聞いてみよう!信じてみよう!」と思わせる生き方をしているかどうかだと気付きました。
ということになると、人生を楽しそうに生きている人、本気の人のことは信じてみようと思うはずです。私は、子供の前で「疲れた〜」と言ってしまうなど、まだまだ全然できていません(汗)が、「足りない」部分が分かれば努力できますので、それを楽しんでいきたいと思っています。
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