「言葉は心を越えない」
「言葉は心を越えない」
これを聞いて、ピンときた方は、間違いなく同世代でしょうか(笑)
ドラマ「101回目のプロポーズ」の主題歌、ASKAさん作の「SAY YES」の歌詞の一部です。
言葉は心を越えない
とても伝えたがるけど
心に勝てない
この唄は、言わずと知れた恋愛を唄ったものだと思うのですが、この部分は、人生全てに通ずると思い、大好きな歌詞です。
今回、本を執筆させていただくという経験をして、まさに実感をしました。
書籍 会計士・税理士はこれからどう生きるか ~AI時代にも稼げる「働き方の未来地図」~
思っていること、考えていること、言葉にもならないような感情・・・
それを”すべて”伝えるなどということは絶対にできない。
そのことを、これほどまでに端的に、歌詞にしてくださるASKAさんは、すごい方なんだとあらためて感じます。
全てを伝えることはできないのだから、もちろん、伝えなくてもいいのではなく、
必死に伝えようとする。そして伝わった先には、想像もできないような未来が待っている。
そんなことを思いました。
これを、仕事に置き換えてみると、様々なことに気づかされます。
(伝える側に立った時の視点)
- 自分の心の奥底までをすべて伝えることはできないのだから、様々な方法を使って「少しでも多く伝わるよう努力する」
- 自分のことを理解してほしい人には、何回も伝える(時間をかける)
- 自分のことを理解してほしい人には、相手の立場にたって伝える
(聞く側に立った時の視点)
- 相手が言葉に発していることは「心のすべてではなく、一部が言葉になっているだけ」ということを前提に受け取る
- 相手の心の中が、そとに出てきやすくするかどうかも、聞き手にかかっているという認識で臨む
- 「今、知っている相手のイメージ」は相手のすべてではない。何度もあって新しいところを発見する気で臨む
そうすることで、社員さん、お客様との良好な関係が築けるのではと思っています。
自分の気持ちが伝わらないときは、「なんでわかってくれないんだぁ」と思うのではなく、「時間をかけて、工夫をして伝えていこう」と思う。
自分の気持ちが理解してもらえず、非難されたりしたときは、「私のすべてを見て言われているのではない。」「相手も、発する言葉が心のすべてをあらわしているのではない」と半分くらいに受け取る。
ただ、このことを突き詰めていくと、一つの結論に達します。
それは。。。
「すべての人に、そのようには接することはできない」
ということです。
ほとんどの人は、毎日忙しくしているし、仕事、プライベートで様々な役割があります。
時間は有限なので、すべての人に対して上記のように接することはできないでしょう。
僕も、忙しい時、「わ~( ;∀;)」ってなることもあります。
そのバランスをどうとっていくか、自分が時間をかけて心の中を伝えたい人達は誰か、自分が時間をかけて心の中を知りたいと思う人たちは誰か。
一方で、新しい出会いが人生によい影響を与えてくれることもあることを体験で知っているので、そういう時間をどう確保するか。
本にも書かせていただいたのですが、「時間をかけるべきこと」と「AIなどを使って効率化すること」をしっかり決めるということなのかもしれません。
試行錯誤の日々です。
まだまだ、人生を語るには早いようです。考えながらこれからもやっていきたいと思います。
とりとめもない内容ですが、お読みいただき、ありがとうございました。
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